紫外線がより厳しくなるこの季節、絶対焼きたくない！
と言う方も多いのではないでしょうか？お肌にとって老化の原因となる要因は【紫外線】に他なりません。
ここでは最近ドラッグストア等でも増えてきたスプレータイプ日焼け止めの問題点についてお伝えしています。
便利で手軽な反面デメリットもあるので、正しい商品知識を身につけて、この夏自分のお肌は自分で守りましょう！
簡単便利なスプレータイプの問題は？
紫外線防御剤とＬＰＧ（気化するガス）を詰めたエアゾール製品は、缶の中では重量がありますが、噴射するとすぐに気化してしまいます。
そのため、エアゾールのＳＰＦ値・ＰＡ値は測定出来ません。表示されているＵＶカット指数は本当に保障されているのでしょうか…
髪用は認められていない日焼け止めスプレー
肌に使用するエアゾールスプレー式の日焼け止め剤の中に、広告や商品説明に毛髪用と記載せれている商品もあります。
問題なのは、これらが”肌及び毛髪に使用する紫外線防御商品”として販売されていることなのです。
化粧品として”日焼け止め商品”とうたえるのは、肌にのみ許されているもので、毛髪に対して”日焼け止め”と表示することは認められていません。
そのためか各社、毛髪への効果は濁した表現で書いていたりします。
なぜ、化粧品での日焼け止めが肌用だけに限定されているのか？
肌は生きた細胞で、紫外線のダメージを受けることで、ＤＮＡを損傷するリスクをもっています。それに対抗するために活性酸素を放出し、防御機構として炎症反応を起こしたりもします。
一方、毛髪は肌のようにＳＰＦ値やＰＡ値を測定することができません。
当然、毛髪での紫外線防御効果（有効性）に関する説明もできなければ、毛髪への紫外線防御効果をキャッチフレーズにもできないというわけです。
そもそも毛髪は紫外線から頭（脳）を守るという機能も持っています。頭や毛髪を紫外線からまもるには帽子や日傘がいちばんです！
ＵＶカット指数は指定機関で正しく測定を
本来ＳＰＦ値、ＰＡ値は厚生労働省指定の試験機関でテストをして、その数値を分析表として消費者へ提出しなければいけないことになっているのに、量販店、ドラッグストアで分析書が配布されたことがないのが実情です。
本当に表示どおりＳＰＦ50+・ＰＡ++++という最高値の紫外線防御機能があるのでしょうか？このことを考えたときこの前の三菱自動車の燃費の捏造と同じではないか？ＳＰＦ値・ＰＡ値を水増しして消費者に伝えていいのか？と疑問を感じます。