今回のカラーレシピ紹介は「ピンクブラウン」。
ただのブラウンではなく「ピンク系にしたい」というお客様も多いですよね。
きれいなピンク色を出すにはどうしてもブリーチが必要ですが、仕事柄明るすぎる色はNGだったり、ブリーチに抵抗感があるという方もいらっしゃいます。
今回のお客様は、2ヶ月ほど前にピンク系でフルカラーをしたものの、赤味が強く出てしまっています。
今回は、ブリーチはせずに赤味を抑え、ピンク味が出せるような「ピンクブラウン」を目指します。
カラーレシピ
今回使用したカラー剤は「NASSED(ナシード)」のファッションカラー。
NASSEDは比較的安価ながら発色がきれいに出るので、どこのサロンでも定番のものではないでしょうか。
・根元はバイオレット、ピンク、ブラウン
N-Vi6・N-Pi10・N-5NB:1:1:2
・毛先はアッシュ、ピンク、ブラウン
N-As14・N-Pi6・N-5NB:3:10%:2
髪全体から毛先までは、より赤味を消して淡いピンクにするため、ピンクにアッシュを入れました。
白髪も少し気になるということだったので、ブラウンには「ナシードカラー」のナチュラルブラウンを。
白髪をきれいに染めながらAs14のリフト力で8~9の明るさに仕上げつつ、赤味をなくしてピンクのベールを貼るイメージです。
放置時間
今回は15分でチェックし、もう10分ほど置きました。
白髪などを明るめで仕上げたい方なら、10分でチェック、もう5分~10分でシャンプーしてもいいでしょう。シャンプー台での乳化によって、色味を入れてカラーを押し上げるのが1番きれいに仕上がります。
シャンプー&トリートメント
今回使用したのは「Badens(バーデンス)」の「スキャルプシャンプー」と「スキャルプトリートメント」。
普通のシャンプーだと頭皮を老化させてしまう危険がありますが、バーデンスはなんと「肌を若返らせる」ことができるんです。
また、圧倒的低刺激なので、肌の弱い方でも安心して使えます。
その後、ドライヤーで髪を乾かしてからブローできれいに髪を整えますが、ここで登場するのもバーデンス。
ミスト状の「ヘアプロテクター」でドライヤーの熱から髪を守り、
オイル状の「リペアエッセンス」で髪にツヤを与え、さらさらにしつつまとめて仕上げました。
きれいなカラーとヘアケアー、どちらも大切にしてお客様に喜んでいただきたいですね!
仕上がり
こちらが今回の仕上がりです。
最初は赤味が強く、髪のうねりも気になりましたが、赤味を抑えたきれいな発色になりました。
ピンク系カラーと聞くとブリーチをしなければいけない……と考えるお客様もいらっしゃいますが、
色を抜かなくても満足のいくカラーを出すことは可能です。
みなさん、ぜひ参考にしてくださいね。
今回の美容師
土工鷹賢(どこう たかまさ)
16歳で難波のセットサロンに勤務、3ヶ月でスタイリストデビュー
3年間所属したのち、18歳でメイク事務所に所属。
各地の芸能舞台、イベントにてヘアメイクを担当。
2年間メイクアップアーティストとして活動した後、
20歳で関西大手美容室に就職。
スタイリストをしながら、会社のメイク事業部部長、全店舗の教育などしつつ
シュウウエムラのコワマキディレクターにも就任。
スタイリストとメイクアップアーティストの二刀流で9年間所属したのち、
28歳でIRISに就職。
美肌、美髪の追求を行なっている。